朝鮮王朝4代王。父王・太宗(テジョン)による血の粛清を目の当たりにして心に深い傷を負い、父とは異なる王の姿を目指す。民を愛し、民の言葉を愛し、身分の低い者にも対等に接することを望む慈愛深い王。民のために新たな文字を作ろうと極秘計画を立ち上げるが、それを阻止しようとする勢力によって側近が次々と暗殺される。
1964年11月3日生まれ。学生時代に江辺(カンビョン)歌謡祭で受賞し、90年に声優としてデビュー。翌年、俳優に転向し、ドラマ「息子と娘」「パイロット」などで人気を集めた。その後は「銀杏のベッド」「8月のクリスマス」など映画に専念し、「シュリ」で韓国を代表する俳優に。本作で16年ぶりとなるドラマ出演を果たし、SBS演技大賞に輝いた。
1985年9月19日生まれ。成均館(ソンギュングァン)大学在学中にイケメンとして話題になり、俳優への道に進む。08年にドラマ「ラブ・レーシング」でデビュー。ドラマ「愛しの金枝玉葉」「トリプル」などで人気を集め、10年の「トキメキ☆成均館スキャンダル」でプレイボーイのク・ヨンハ役を演じ、スターとしての地位を確固たるものにする。
元の名はトルボクといい、世宗(セジョン)の義父であるシム・オンの家の奴婢。父が無念の死を遂げ、その元凶が国王であると思い込む。北方で武官として身を立て、師匠イ・バンジから武芸を伝授される。カン・チェユンと名を変え、国王イ・ドへの復讐心を胸に兼司僕(キョムサボク)として王宮に入るが、イ・ドから連続殺人事件の捜査を任される。
1976年12月20日生まれ。97年にドラマ「モデル」でデビューし、99年の青春ドラマ「学校」で注目を集める。映画「火山高」「僕の彼女を紹介します」などでスターの座に就く。兵役除隊後、07年のドラマ「ありがとうございます」で成熟した姿を見せたほか、10年の時代劇「推奴 チュノ」では華麗なアクション演技でKBS演技大賞を受賞。
元の名はタム。シム・オンの家の奴婢の娘で、トルボクの幼なじみ。シム家が反逆事件に巻き込まれた際に、世宗(セジョン)の王妃・昭憲(ソホン)王后にかくまわれるが、その時の衝撃で口がきけなくなってしまう。ソイと名を変えて広平大君(クァンピョンデグン)付きの女官になり、イ・ドの文字創製事業の中核人物となる。一度目にしたものは何でも記憶できる能力を持つ。
1990年7月29日生まれ。04年の映画「マイ・リトル・ブライド」で女優活動をスタート。同年のドラマ「名家(ミョンガ)の娘ソヒ」では500:1のオーディションを通じて少女期の主人公役に抜擢された。「善徳女王」でパク・イェジン演じる天明(チョンミョン)公主の子役を演じて注目を集め、シットコム「明日に向かってハイキック」でブレイクを果たした。
世宗(セジョン)イ・ドの父で朝鮮王朝3代王。息子イ・ドに譲位後も実権を握り続ける。建国間もない朝鮮王朝の基盤を築き、王権強化を図るために、側近や身内を容赦なく粛清。その刃は息子イ・ドにも向けられる。
1947年3月16日生まれ。70年にKBS公採タレントとしてデビュー。多くのドラマや映画で人気を集め、90年代以降は中堅俳優として活躍している。03年の映画「地球を守れ！」で大鐘賞・助演男優賞を受賞。長男は俳優のペク・トビン。
世宗(セジョン)イ・ドの護衛武官。イ・ドが最も信頼し、またイ・ドに最も忠誠を尽くす、腹心の中の腹心。朝鮮随一の剣の腕を持つが、若い頃に北方で唯一、勝つことのできなかった相手がいる。
1976年3月3日生まれ。舞台俳優として活動後、映画「マルチュク青春通り」でデビュー。大柄な体格を活かしたならず者の役どころが多く、09年のドラマ「ソル薬局の息子たち」で注目される。本作でも圧倒的な存在感で評価された。
世宗(セジョン)イ・ドの五男。ソイを配下の女官に持ち、イ・ドの秘密組織の一員として、文字創製計画に携わり、父が半生を捧げた事業を積極的に助けるが、"密本(ミルボン)"の手にかかり命の危機にさらされてしまう。
1987年4月24日生まれ。ドラマ「悲しき恋歌」のMVで少年時代の主人公役を演じてデビュー。ソ・ジュニョンの芸名はこの時の役名から付けたもの。同じ世宗(セジョン)を扱った時代劇「大王(テワン)世宗(セジョン)」では、世宗(セジョン)の次男・首陽大君(スヤンデグン)役を演じている。
集賢殿(チッピョンジョン)の学士。天真爛漫で一見すると不真面目な性格だが、世宗(セジョン)イ・ドの考えを最もよく理解し、重臣たちが舌を巻くほどの非凡な頭脳の持ち主。イ・ドの秘密組織の一員だが、まだ組織の実態を知らされずにいる。
1985年1月18日生まれ。08年に映画「霜花店 運命、その愛」でデビュー。シットコム「テヒ、ヘギョ、ジヒョン」で共演したイ・ジャンウ、ノ・ミヌらと共にグループ24/7で歌手活動も行い、音楽番組「MUSIC BANK」のMCも務めた。
集賢殿(チッピョンジョン)の学士で、ソン・サンムンと同じく、実態を知らされないまま、イ・ドの秘密組織の一員となる。ソン・サンムンとは親友の間柄だが、寡黙で生真面目という正反対の性格の持ち主で、よく彼をたしなめている。
1987年8月21日生まれ。アイドルグループSUPER JUNIORのメンバーだが、歌手デビュー以前から、ドラマ「4月のキス」や「四捨五入2」で俳優活動を行っていた。現在は俳優活動専念のため、グループ活動は休止中。
泮村(パンチョン)に住み、食肉の加工を生業とする白丁(ペクチョン)。都で随一の検死技術を持ち、世宗(セジョン)イ・ドからも厚い信任を受ける。
1970年3月9日生まれ。舞台俳優としてデビュー。映画「グエムル -漢江の怪物-」「優雅な世界」などで助演を務めたほか、近年では「IRIS アイリス」や「マイダス」などドラマにも出演。本作でSBS演技大賞・特別演技賞を受賞。
太宗(テジョン)イ・バンウォンの腹心として活躍した人物。世宗(セジョン)イ・ドのもとでも朝廷の重鎮として、"密本(ミルボン)"の追及に尽力する。
1963年3月2日生まれ。97年に映画「玉水湯(オクスタン)」でデビュー。「野人時代」や「海神(ヘシン)」で、個性的な脇役として知られるようになる。卑劣な悪役から人情に厚いおじさん役まで、幅広い役柄をこなす。
世宗(セジョン)イ・ドのもと、最高官職である領議政(ヨンイジョン)を18年もの間務めた朝廷の長老。情勢を見極めながら、常に中道の立場を貫く。
1940年生まれ。多くのドラマや映画で演技派俳優として活躍している。代表作は05年、キム・ギドク監督による映画「弓」で、主演を務めた。11年には短編ドラマ「二重奏」でも主演を務めている。
集賢殿(チッピョンジョン)の学士だが、実は"密本(ミルボン)"の一員。文武に優れ、ムヒュルに次ぐ剣の腕前を持つ。野心家で人の扱いが上手い。
1977年12月9日生まれ。00年にSBS公採タレントとしてデビュー。「イ・サン」のホン・グギョン役で人気が爆発した。その他の主な出演作に「白い巨塔」「ソル薬局の息子たち」「天使の誘惑」など。
集賢殿(チッピョンジョン)の副提学(プジェハク)。集賢殿(チッピョンジョン)で儒教理念の研究を長年続けてきた人物。世宗(セジョン)イ・ドの文字創製計画を知って猛然と反対する。
1961年3月18日生まれ。多数の映画に脇役として出演しており、近年ではドラマでも渋い役どころを多く演じている。代表作に映画「チョン・ウチ 時空導士」やドラマ「いかさま師～タチャ」など。
集賢殿(チッピョンジョン)の大提学(テジェハク)として、若い学士たちを統括する人物。世宗(セジョン)イ・ドの側近であり、文字創製計画の中核を担う人物。
1971年7月11日生まれ。93年に劇団こだまで俳優生活を開始し、長らく舞台や映画で下積み生活を送ってきた。代表作に「白い巨塔」「犬とオオカミの時間」「風の絵師」「できる奴が救え」など。
集賢殿(チッピョンジョン)の学士。算学や天文学の第一人者であり、多数の天文観測器具を制作した人物。カン・チェユンの捜査に協力する。
1988年9月11日生まれ。弘益大学出身、185cmの長身を誇る。本作への出演で、ヒョヌ、キム・ギボム、ソ・ジュニョンと共に、"集賢殿(チッピョンジョン)のF4"と呼ばれて注目を集めた。
世宗(セジョン)イ・ドの側近として、右議政(ウイジョン)の地位にまで上り詰めた朝廷の重臣。"密本(ミルボン)"の一員だが、利に賢く俗物的な人物。
1959年11月1日生まれ。87年に舞台演劇デビュー。多くのドラマでひょうひょうとした父親役など、コミカルな役柄で親しまれている。代表作に「快傑春香(チュニャン)」「花より男子～Boys Over Flowers」など。
泮村(パンチョン)を取り仕切る首長で、泮村(パンチョン)に暮らす奴婢たちを従える豪放な女将。裏では"密本(ミルボン)"を取り仕切る役割をも果たしている。
1960年8月14日生まれ。80年にMBC公採タレントとしてデビュー。ドラマ「冬のソナタ」でペ・ヨンジュンの母役として有名。豪快なおばちゃん役から苦労の母役まで、多彩な役柄をこなす演技派女優。
チョン・ドジョンの弟ドグァンの護衛武士だったユン・ソジンの息子。"密本(ミルボン)"の刺客として、カン・チェユンと対決する。
1988年5月31日生まれ。06年にファッションモデルとしてデビューし注目を浴びる。10年に映画「イパネマの少年」で主人公に抜擢され俳優転向。その他の出演作に「ヴァンパイア・アイドル」など。
兼司僕(キョムサボク)の副将で、カン・チェユンらの上司。ようやく上り詰めた現在の地位を維持するのに必死な、世俗的人物。
1963年生まれ。87年にKBSコメディータレントとしてデビュー、物まねや独特な話術で人気を集める。ドラマ「野人時代」以降、俳優活動もスタート。個性的な風貌を活かして時代劇を中心に活躍している。
北方でカン・チェユンと共に戦い、兼司僕(キョムサボク)となって再びカン・チェユンの同僚となる。蹴り飛ばした鉄球で相手を倒す。
1981年5月31日生まれ。05年に映画「恋の潜伏捜査」でデビュー。多くのドラマや映画で個性的な脇役として活躍しており、特に「花より男子～Boys Over Flowers」のマスター役で有名になった。
兼司僕(キョムサボク)の下級武官で、カン・チェユンの同僚。宮中一の怪力の持ち主だが、恐がりできわめて人間くさい一面を持つ。
1978年12月12日生まれ。元チャ・テヒョンのロードマネージャー出身で、01年にドラマ「ピアノ」で俳優に転向。主に主人公の友人・同僚といった役どころで、コミカルな脇役として活躍している。